キーワードで歩くフランドル都市(ゲント・ベルギー)
フランドル都市であったヘントの第一のキワードをあげるとしたら
やはり川だろう。この川のためにゲントは中世にポルトウスとして
栄えた。
「レイエ河とスヘルデ河が合流し、古くから交通の要衝として栄え、フランドル伯
の主要な居城が置かれた、、、」(注)
市場
次のキーワードはに市場だろうか。旧肉肉市場だった(現在レストラン)大きな建物(右の建物)が
見られます。
(古い魚市場もあるらしいが残念ながら、訪ねることが出来ませんでした
中世ゲントでは、市が開かれ、賑わっていたという。
たまたま歩いていたら、市に遭遇。中世の市もこんなふうだったのだろうか?
フランドル伯の居城もやはり無視出来ない。
聖バーフ大聖堂もキーワードの上位にランクされる。
上記本には、「高まるパヴォの名声がヘント(ゲント)全域の発展に貢献した」とあります。
やはり、中世ヨーロッパでは、教会の威光は重要である。
この都市も例外ではありません。
市内の夜景。
ゲントを訪ねるために、パリからリール経由で行く予定がベルギーのストに会い、その日は
断念し、改めて訪ねましたがやはり訪ねて良かった。フランドル屈指の中世都市だという
ことが分かりました。またいつの日にか訪ねたいと思ったことでした。
(注:中世フランドル都市の生成 山田雅彦著 ミネルヴァ書房 この書籍は
フランドル都市全般について書かれていますが、ヘントについても沢山書かれている
専門書ですが、自分のようなフランドル都市の専門でないものにも非常に参考になり
ました)
2018-12-27 10:19
コメント(1)
そもそもゲントを訪ねた主な目的は神秘の小羊を鑑賞する
ことでしたが、町を歩くにつれ、中世都市としての魅力に
触発されました。そこで、フランドル伯についてお城を
観てから興味が膨らんでいきました。
前に訪れたブリュージュが海のポルトウスとすれば
内陸部にあるゲントは川のポルトウスの代表格として
もっと知りたくなった次第です。
by yoku (2018-12-28 08:16)