山路来て、、、 [編集]
(スミレ)
山路来て何やらゆかしスミレ草
芭蕉
有名な芭蕉の野ざらし紀行の中の句ですが、今朝は矢も盾もたまらず
近くの雑木林に出かけました。待ちに待ったスミレを探しにというわけです。
あった!思わず声を出しました。こうやって、私の雑木林の春の探索は始
まります。
今年は早いのか遅いのか、分かりませんが、よくぞ咲いてくれたというわけ
です。というわけで、中世は中断、番外編として多摩丘陵からお送りします。
(尚、初夏にはヨーロッパ再訪の予定です。それまで、このように大好きな
多摩丘陵や良く訪ねる八ヶ岳周遊の報告を中世の他に致します。)
(ボケ)
(何の実?)
(今朝も霜が降りていました。本格的は春はまだ先の
ようです。)
(スミレはこんな所に咲いていました
芭蕉の山路来ての風景はこんな風だった?)
yokuさんからのブログ紹介
中世の町
ヴェズレー(仏)
拙ブログにお越し頂きありがとうございます。記事では、興味のある中世ヨーロッパの村々、町、都市そして中世に花開いたロマネスク様式やゴシック様式の建築など主にヨーロッパ中世の文化と密接な関係をなす場所を訪ね紹介しております。
yoku さん
「ロマネスクの世界」(別館)
ラ・トリニテ
女子修道院
ノルマンディー公ウイリアム
の建築
「ロマネスク建築は、その起源を
たどると東方的形体と古典古代の
キリスト教的形体とがあわさって
形成されたものであることがわか
るが、その本性は東方的でもなけ
ればローマ的でもなくまさに西欧
世界の思想の表現なのである」
(アンリ・フォション)。
ロマネスクとは?
中世ヨーロッパの10C頃に
出現した ロマネスク。
ちょうど、いわゆる大開墾
時代に次々 と現れる。
そしてこんな ところにと
思 われる所に姿を見せる
ロマネスク。
各地のロマネスクを巡って
います。
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「 中世都市」
「中世の都市は、12世紀に
入って現れてくるところでは
、防御施設のある囲いの保
護の下に、商工業によって
生活を営み、都市を特権的
な集団的人格とするところの
特別の法、行政、裁判を享受
する、コミューンである」
(ビレンヌ)
( クータンス)
「中世キリスト教世界の宗教的
文化 まさに、商業活動が拡大し
個人的自由の機会が増大して
くる、こうした経済的復興の雰囲
気の中 で大きく花開いたのであ
るが、
この 開花は芸術の上で12世紀
の北フラ ンスにその起源をもち、
それに続く150年間に西ヨーロ
ッパの端から 端まで広がった、
新たなゴシック 様式の建築や
彫刻に示されて いる」
(Ch・ドーソン)
ゴシック様式建築
ゴシック建築は人口の増加、
都市の発展とともに増加して
行った。
(ノワイヨン)
「 ゴシック芸術は、人口密度の高い
都市内で、活動的な司教たちの
許でカペー王朝の勢力とともに
成長し発展する、、、」
アンリ・フォション
「キーワードで巡るヨーロッパ中世」
「ヴェルダン条約」
ヴェルダンはヨーロッパの骨組みが
決まったヴェルダン条約が交わされ
た場所である。
コミューン都市、スワッソンの教会堂
「都市の空気は自由にする」
都市の空気は一年と一日後の
自由にするという規定は12世紀の
末以来、個々の都市において差異
あるものの、大抵の都市civitasの
法規定になった(H・プラーニッツ)
「ヨーロッパ中世の現場を歩く」
シャルル7世ジャンヌ・ダルクと謁見
シノン城
ジャンヌ・ダルクが1429年シャル
ル7世と英軍からのオルレアン解放
について話しあった現場である。
言葉
「中世とは、希望である」
(J・ル・ゴフ)
こんな短い言葉で中世を端的
に言い表した中世史家がいた
だろうか。
ジャック・ル・ゴフ
フランスのアナール派
の中世史家
文明の交差点 シチリア
(クーポールが印象的なサン・
ジョヴァンニ・デッリエレミティ聖堂)
ギリシャ、ローマ、ビザンチン、イスラム
ノルマン など文化が入り混じったシチ
リアは中世には、ヨーロッパでも最も
高度な文化の発信地であ った。
本当に見所一杯のシチリアである。
L'Abbay du Thoronet(トロネ)
ル・トロネ修道院を訪れて最初に感じるのはそのたたずまいの中にある簡潔な力強さと静謐であろう(案内書より)
中世ヨーロッパのロマネスク期は修道院の時代でもある。
ロマネスクのある風景(アンドラ)
キノコ、、、、
サン・ミゲル・デンゴラステル
教会訪ねたロマネスクでも特
に印象深いものだった。バッ
クは雪を被るピレネー山脈。
まるでキノコを連想させる可
愛らしい初期ロマネスク。
イタリヤ中世都市
自由な市民の都市、、、
あるヨーロッパ中世史の碩
学は 「中世の都市は市民
の都市であ る時に最も美
しい」といっている それに
自分は自由をつけ加えた
い。 (写真はイタリヤの中
世都市 サン・ジミアーノ)
イスラムの面影・スペイン
メスキータ(コルドバ)。中世ヨーロッパにあって最もイスラムの面影を残す場所である。ここに佇んでいると、彼らの故郷への思い、重要で神聖な食糧源ナツメ椰子の林が連想されてならなかった。一時は世界をリードしたイスラム文化。いつかは、その痕跡を求めて歩いてみたい。
>
中世の現場を行く・ロンズヴォー
「ローランの歌」
「シャルル、ロンズヴォーに
入らせ 給い累々たる死骸
を見そなわせ、はや涙を流
させ給う」
(ローランの歌より・佐藤輝
夫訳) ヨーロッパ中世最大の悲劇的叙事詩(武勲詩)として知られるローランの歌の現場 ロンズボーはこのコ;ンポステルへの巡礼者たちが立ち寄るここサン・ジャン・ピエ・ド・ポール(仏)からすぐそこだ(ピレネースペイン)(注シャルルとは、シャルルマーニュつまりローマ教皇からローマ皇帝の称号を受けたカール大帝のこと)
中世の秋 アヴィニヨン(仏)
「教皇のバビロン捕囚」
ヨーロッパ中世のもっとも
有名な出来事の一つ「教皇
のバビロン捕囚」。フランス
国王フリップ4世が教皇クレ
メンス5世をフランスのアヴィ
ニオンに移したことをユダヤ
人がバビロンに囚われたこ
とになぞらえてこう呼ばれる。
それは中世も秋にさしかか
る1309年のことだ。
アヴィニヨン橋の向に教皇宮
が 見える。そんなことは知ら
ぬげにローヌ川は今日も流
れる。
ビザンチン文化 ラヴェンナ(伊)
西ローマ帝国の首都になっ
たラヴェンナ(伊)には、5^6
世紀初期キリスト教建築が
次々と 建てられビザンチン
美術が花開いた。その一つ、
サン・タポッリ ナーレ・イン・
クラッセ聖堂のまばゆいばか
りのモザイク画。いずれはビ
ザンチンの世界もゆっくり歩
いてみたい。
昨年、トルコを歩いて、ビザンチンの世界も多少,垣間見た気がします。やはり
奥の深い世界だと感じました。
城砦都市 カルカッソンヌ(仏)
ヨーロッパ中世といえば、
ここを無視できない。二重の
城壁に囲まれ難攻不落とい
われ、ほぼ完全な形で残っ
ているフランスラングドック
地方のカルカッソンヌ(19C
の有名な建築家Violet-le-
Duckによって一部修復がな
された。彼は他にパリ,シャ
ルトルなどのゴシック、ヴェ
ズレーのサント・マドレーヌ
など多くの中世のモニュメ
ンタルな建築物の修復を手
がけた。中世の有名な宗教
建築物が残るのは彼に負う
ところが大きい)。
城壁の中には教会や町も
あり、中世の都市そのもの
である。
古代ローマと中世・アルル(仏)
最も印象深い中世都市の
一つ。 古代ローマ(ガロロ
マン)の上に中世が築かれ
た。それはこのローマ時代
の劇場の石が後ろに見える
中世のロマネスク・ サン・ト
ロフィーム教会建築に 転用
されたことでも分かる.
(中世ヨーロッパでは、建築
資材用の石が少なくってきた)。
(現在、サイドバーの写真が一部表記されておりません。原因は調査中です )
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ヨーロッパのつもりで写真を見始め、ボケの写真で日本だと気がつきました。
青い実はリュウノヒゲでしょうか。
良い季節がきますね。
by 春分 (2006-03-05 14:51)
本当に良い季節になりましたね。
道端で見つける春の兆しも段々増えてきて色彩探索が楽しくなります。
その前にカメラのバッテリーを補充をしなければw
by stickman (2006-03-05 16:24)
春分様
多分、草ボケとリュウノヒゲでしょうか。
リュウノヒゲは、よく庭に植えてある
植物ですか?そして雑木林でも原種
(日本の)が見られるものでしょうか。
分かったら教えて下さい。
草ボケは、他の草に隠れるように
やっと発見しました。本当に草ボケとは
よく言ったものです。nice有難う御座いました。
by yoku (2006-03-07 03:46)
stickman様
本当にstickmanさんのスミレは、大きく
素晴らしいボケ味です。
私もトラックバックを張ろうと思ったのですが
、、、、。
by yoku (2006-03-07 03:52)
柔らかい日差しと、可憐な花に日本の春を感じてしまいます。
お日様の香りがこちらにも伝わってきます・・。
by (2006-03-07 18:29)
bizoux様
関東地方はまさに、春に入ろうとしています。
ニュースによるとフランスは寒波に見舞われた
ようですね。春はまだまだ先ですね。
by yoku (2006-03-08 09:01)
では追加情報を。
リュウノヒゲはジャノヒゲを園芸世界で美しく呼び習わした言い方だそうで、
ジャノヒゲが本来の名。山に生え、私の本では高尾山の写真が載ってました。
学名はOphiopogon japonicusですので、日本の種ですね。
by 春分 (2006-03-08 20:20)
春分様
蛇が竜に変わったのですね。興味深い話です。
どんな花が咲くのか、見てみたいものです。
by yoku (2006-03-09 04:51)
春分様
わざわざの情報有難う御座いました。
by yoku (2006-03-09 04:52)
霜に当たる光きれいですね。
足もとの小さな春の訪れを感じるお写真ですね。
by (2006-03-10 22:27)
kipsy様
これから、花たちの自然交響曲が始まります。
そんな一遍の撮影もいいなーと、、、。
有難う御座います。
by yoku (2006-03-11 06:36)
yokuさん、こんばんは
リュウノヒゲつながりで、過去記事をTBさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
リュウノヒゲは、家の庭にも生えています。ジャノヒゲ属にはいろいろあるらしく、今年知り合いからコクリュウを貰いました。綺麗な花が咲いていたのですが、写真に撮る前に散ってしまいました。(苦笑)
http://ann-me.hp.infoseek.co.jp/Green-leaves/kokuryu.htm
by (2006-08-13 22:04)
lapis様
ご返事が大分遅くなりました。
お盆で、家を留守にしていて、昨日
帰ったのです。TBありがとうございます。
リュウヒゲの実の鮮やか色はこの時期に
は非常に新鮮に映ったことでした。
コクリュウは残念ながら知りません。
いつか見てみたいものです。
柳田国男先生の古い著作集を昔、求め
今ではほとんど積んどく状態です。
民話に基づく著作などいつかゆっくり
読んで見たく思っております。
by yoku (2006-08-22 08:15)